![]() いよいよ今日から神前燈籠の据付工事です。今回は修繕という事で、旧燈籠の中台と竿石を再度使用し、残りの部分のみ新しく造り変えさせていただきました。もちろん意匠は旧燈籠に出来るだけ近づけるようにしました。 ![]() まずは台座の据付。台座は安定感と高級感のある三段の袴型で造らせて頂きました。一番下の基礎となる部分、しっかりと水平を取ります。 ![]() 台座の合口(石と石の接着面)に石材用の免震ボンドやエポキシ系の接着剤などと、小タタキ仕上げなど場合に特に強い接着性を発揮するゴムモルを混ぜた通常とは違う特殊なモルタル(水・砂・セメントを混ぜた物)を使い地震対策を施しています。 ![]() 全ての合口に同様の接着工法を用いて据え付けています。 ![]() 左右の台座を据え付けて終わりました。表面がコブ出し仕上げの為、日の光で陰影を作りとてもキレイです。 ![]() 次に燈籠本体の工事に取り掛かります。まずは下台。こちらも先程の台座と同じようにきちんと免震施工を行います。 ![]() そして中台。ここからは旧燈籠の部材を再度使用します。 ![]() 竿石。こちらも旧燈籠で使用されていた部材です。 ![]() 竿石と受石の合口です。しっかりと接着剤を使用しています。 ![]() 受石。ここから上の部材は中国産出の青石を使い新たに造ったものです。 ![]() そして火袋。もちろんこの火袋も、旧燈籠の意匠で出来る限り再現しています。 ![]() 火袋の内側。このように見えない部分もしっかりと免震ボンドを使い目地止めをします。 ![]() 左右とも火袋まで据えて終わったところで、目地詰め。目地の隙間にモルタルを詰めて固定します。しっかりと詰めないと後々エフロ(白華)現象の原因にもなりかねません。 ![]() そして最後に笠石と宝珠です。この2つの合口にはステンレス製の耐震棒を入れてさらに補強します。 ![]() 笠石をのせた後からではキチンと宝珠を取り付けることが難しい為、先に取り付けてしまいます。 ![]() 仕上げの目地も先に行ってしまいます。 ![]() 最後の笠石の据付です。最後まで気を抜かず慎重に。 ![]() 修繕完了です。いかがですか?時間もいい時間になってしまいましたので、仕上げ目地は明日行う事にします。接着剤がしっかりと固まるまで1日養生です。 また明日も頑張ります!!
by makotosekizai
| 2012-06-14 19:46
| 工事関係
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