本日、お天気にも恵まれ予定通りK家様のお墓の据付工事を行いました。 基礎は既に出来上がっていましたので、早速据え付け開始です。 その時の状態でも変わってくるのですが、弊社では様々な接着剤や金具を使い地震に強い免震施工を行っています。もちろん現状に満足せず、お客様の安心と信頼の為、日々研材や道具・技術の向上に努めています。 合口(石と石の接着面)にはしっかりと2種類の接着材を用いて据えてゆきます。 まずはベースとなる巻石(土台)を据えます。これが全てのベースとなりますので、しっかりと水平を取ります。もちろん雨水の流れ(水勾配)などの計算も行います。 その上に腰石(根石)を据え、カロート(納骨館)内に棚板を据え、目地を免震ボンドで仕上げます。棚板の前の散骨スペースには化粧砂利を撒きます。この散骨スペースはカロート内の湿度調整や水滴などの水の排水スペースにもなります。 その後、スラブと呼ばれるお石塔を乗せる台石を据え、塔婆立てを設置します。こちらも、強風や地震に備えステンレス製の心棒を入れて強度を上げています。 一般的に外柵と呼ばれている部分が出来上がりました。この上にいよいよお石塔を据えてゆきます。今回は外柵部材と石碑部材が共石と呼ばれる同一の石を使い仕上げる仕様になっていますので、とても統一感のあるキレイな仕上がりになっています。最近の民間の霊園では、ほぼ共石での仕上げになっています。 お石塔は洋型の2段型ですので、まず洋台を据えます。洋台と石碑の合口(接着面)には耐震用の心棒と免震ボンド、さらにブチルゴムを用いています。また、試験データ上四隅の4点接着より、中央を含めた5点接着により、更に免震効果が得られるという事が証明されていますので、弊社でもそのように5点接着を行っています。 そして、いよいよクライマックス。最後に石碑を据えます。カートクレーンの登場により、本当に施工の幅も広がり、色々な大きさや形のお墓を作れるようになりました。 あとは養生テープを貼り、仕上げの目地を免震ボンドを使いキレイに行って終われば完成です。ちなみに今回、K様がお選びになられた石は、ピンク系の石では現在最も多く使われているのではないかと思われるG663と呼ばれる中国産出の桜御影です。石材店によっては、ローズピンクとか桃山・桜御影石と呼ばれる事が多い石です。特に女性に好まれる石ですよ。 目地も終え、周囲のお墓の清掃や墓地の前の参道の清掃も大事な仕事です。キレイにお掃除をして、やっと完成です!!お花立ての金具やお線香立ては後日お引渡しの時にお渡しする予定です。肝心のフラワーポットのお花もこれからの時期に向いている花を選び、鉢植えをして当日お持ちする予定です。 K様、お待たせいたしました。お引渡しの日を楽しみにしています。また、ご住職様にも大変お世話になり、ありがとうございました。今後ともよろしくお願い致します。
by makotosekizai
| 2012-05-21 19:04
| 工事関係
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